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淀五郎

Author:淀五郎
 
“淀五郎”は古典落語の演目。
相中にすぎなかった歌舞伎役者の澤村淀五郎は『仮名手本忠臣蔵』の判官役に抜擢されたが、四段目の切腹の場で、座頭で由良之助役の市川團蔵から連日のダメ出し。思いつめていたところ中村仲蔵に「いい所を見せようとする気持ちが強すぎる」とアドバイスを受けて、開眼。二階級特進の名題に抜擢される。六代目三遊亭圓生の十八番だった。

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第552回紀伊國屋寄席(12月30日)
1012_紀伊国屋寄席
年の瀬に大掃除もそこそこに新宿へ出かけた。
一部空席も見られるが、仕事納めのサラリーマンやシニアのカップルなどで賑わう。



第552回紀伊國屋寄席
(2010年12月30日 18:20~21:12、紀伊國屋ホール)

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(開口一番)春風亭朝呂久「饅頭こわい」
春風亭一之輔「加賀の千代」
三遊亭吉窓「探偵うどん」
柳家さん喬「鴻池の犬」
仲入り
昭和のいる・こいる:漫才
柳家小さん「富久」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆朝呂久:「饅頭こわい」(18:20~18:32)
12月18日の三田落語会(昼)と同様で、得意ネタとしているのだろう。

◆一之輔:「加賀の千代」(18:32~18:47)
借金をしにいけない甚兵衛に女房が千代女の「朝顔につるべ取られてもらい水」の句を教えて隠居のところに金を借りに行かせる。馬鹿正直だが何となく憎めない甚兵衛、しっかり者の女房、誠実で面倒見の良い隠居の3人の登場人物を生き生きと描いていて、テンポも良かった。

◆吉窓:「探偵うどん」(18:48~19:19)
マクラは次の演者(さん喬)の楽屋入りが遅れていて、かつ前の一之輔の噺が短かったのでつなぐ必要があると断って探偵のことなどを喋る。10分余りが過ぎて噺へ入る。
明治・大正の作で、志ん生がよく演じていたとのこと。
300円を盗んだ泥棒が非常線を越えるためにうどん屋と衣装を交換して見事突破する。
その後、うどん屋が泥棒に「うどんを1杯食べていけ」というが、泥棒は「うどんは嫌いなので食べたつもりで金を渡す」という。怒ったうどん屋は自分が警察の探偵であることを明かして泥棒を逮捕する。泥棒は「1杯食わされた」でオチ。聴いていて面白い噺だが、ややノリに欠けていた感があった。

◆さん喬:「鴻池の犬」(19:20~19:58)
マクラでは前座やお囃子さんへのお年玉について。「おめでとうございます」と声をかけられると、「まだお年玉を頂いてません」ということだそうだ。例えば2月まで会わずに「おめでとうございます」と言われたら、その時点でお年玉と手拭いをあげなければならないとのこと。
噺は、クロ、ブチ、シロの3匹の犬が拾われて、クロが大阪の大店・鴻池へ貰われていく。ブチは事故死で、残ったシロが江戸から大阪まで苦労をしながら旅をしてクロを訪ねていく。やっとシロがクロに巡り合えて疲れから倒れてしまう場面では、死んでしまったのかと客席はシーンとなるが、実はシロは眠ってしまってしばらくして目が覚めると“ホッ”とした雰囲気が客席から沸いた。
犬を題材とした人情噺で、さん喬の魅力が十分に発揮されていた。

◆のいる・こいる:漫才(20:10~20:29)
ベテランの芸を見ることができた。
ただし、オチはなく年末の挨拶で締めとなる。

◆小さん:「富久」(20:32~21:12)
今年最後の一席で、年末に相応しいネタ。
ただし、主人公・久蔵以外の多くの登場人物の演じ分けが不明瞭で平凡な出来の印象。

⇒本年最後の記事でした。
 お立ち寄り頂きましてありがとうございました。
 来年も落語、文楽、歌舞伎などの舞台・高座鑑賞と野鳥観察を中心に
 “見たこと、聴いたこと、体験したこと”を“不規則的に”書いていきたいと思います。
 引き続きよろしくお願いいたします。 

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テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

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