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淀五郎

Author:淀五郎
 
“淀五郎”は古典落語の演目。
相中にすぎなかった歌舞伎役者の澤村淀五郎は『仮名手本忠臣蔵』の判官役に抜擢されたが、四段目の切腹の場で、座頭で由良之助役の市川團蔵から連日のダメ出し。思いつめていたところ中村仲蔵に「いい所を見せようとする気持ちが強すぎる」とアドバイスを受けて、開眼。二階級特進の名題に抜擢される。六代目三遊亭圓生の十八番だった。

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第12回三田落語会・夜席(2月26日)
昼席との合間の1時間ほどは田町駅東口を散策した。
数十年ぶりの芝浦界隈で、その後何回となくモノレールの車窓から眺めていたものの、街の変貌ぶりに驚いた。

第12回三田落語会・夜席
(2011年2月26日 18:00~20:58、仏教伝道センタービル8F)

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(開口一番)古今亭半輔「やかん」
柳家さん喬「万金丹」
春風亭一朝「大工調べ」
仲入り
春風亭一朝「岸流島」
柳家さん喬「百川」
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◆半輔:「やかん」(18:00~18:17)
昼席と同様に無難にこなしていた。

◆さん喬「万金丹」(18:17~18:57)
マクラでは、今から40数年前に師匠・小さんの北海道公演のお供をした時の思い出話。師匠は東亜国内航空で釧路に空港まで飛行機で行ったのに対して、当時前座のさん喬は 東北本線(3等席)の夜行で車中はカニ族と一緒に青森へ、さらに青函連絡船で函館に渡り、その後も列車を乗り継いでやっと空港で師匠を出迎えた時には途中で心細かったこともあって思わず涙ぐんだことや、各地でもらったワインなどの抱えきれないほどの土産を持って移動した苦労したとのこと。
噺は、2人の旅人が梅坊、初坊に名前を変えてにわか坊主になって弔いで適当にお経を唱えるところが何とも滑稽であった。

◆一朝「大工調べ」(18:58~19:47)
マクラでは、前座時代(20歳前)にさん喬(20歳前後)と千葉の海岸に海水浴に行き、さん喬の股座をうしろから握ってやろうと潜水で近づいて実行すると、相手は別人でさん喬から大笑いされたことを披露。
噺は、大工の棟梁・政五郎が最初は低姿勢で大家に侘びを入れていたが、ついには我慢しきれなくなって啖呵を切るところが非常に印象に残った。恩情味ある取調べをする奉行や、どうしようもなく頼りない与太郎、頑固で少々へそ曲がりな大家などの登場人物を丁寧に描いていた。

◆一朝「岸流島」(20:00~20:18)
町人のことなど眼中になく勝手気ままに振舞う若侍が岸辺に取り残されて、彼に向って乗船していた町人たちが悪口を叫ぶところは痛快だった。年取った武家の沈着冷静な行動にも爽やかさを感じた。

◆さん喬「百川」 (20:18~20:58)
マクラでは、日本橋にあった百川と四神剣についての丁寧な説明で、初めて聴く客にも細かい気遣い。
噺は、百兵衛の訛りとクワイを丸呑みする場面はとても可笑しく、声を出して笑ってしまった。
百兵衛が間違って訪ねた医者の鴨池(かもじ)が治療道具の用意をテキパキと指示をするところも印象に残った。

一朝の熱演とさん喬の好演に大満足で帰途に着いた。

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テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

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