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■プロフィール

淀五郎

Author:淀五郎
 
“淀五郎”は古典落語の演目。
相中にすぎなかった歌舞伎役者の澤村淀五郎は『仮名手本忠臣蔵』の判官役に抜擢されたが、四段目の切腹の場で、座頭で由良之助役の市川團蔵から連日のダメ出し。思いつめていたところ中村仲蔵に「いい所を見せようとする気持ちが強すぎる」とアドバイスを受けて、開眼。二階級特進の名題に抜擢される。六代目三遊亭圓生の十八番だった。

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雲助月極十番之内 玖番
この企画は昨年11月の捌番が所用で行けなかったので3ヵ月ぶり。
今回は細君とともに会場へ。
土曜日の夜のためか、あるいは極寒のためなのか人形町界隈は普段よりも人通りが少なく静かな感じがした。

雲助月極十番之内 玖番
(2012年1月28日 19:00~20:44、日本橋劇場

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(開口一番)神田真紅:講談「桂昌院」
五街道雲助「たらちね」
五街道雲助「初天神」
(中入り)
五街道雲助「鰍沢」 
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◆真紅:講談「桂昌院」(19:00~19:17)
明るく元気の良い、それでいて落ち着いた高座だった。
水戸出身だそうで、ブスをマクラにしていた。

◆雲助:「たらちね」(19:18~19:40)
この「雲助十番」は録音をしているのだが、自分自身の前座噺などの軽いものの録音がないので、番組予定にはないがご景物ということで噺を始めた。
オーソドックスながら抑制を効かせた内容で流石に完成された喋りであった。
それでも本人は喋り終わった後に「くすぐりを二つ忘れた」と悔しがっていた。

◆雲助:「初天神」(19:40~20:00)
師匠(先代馬生)から教わったものだと紹介。
父親が団子屋に文句を言うと、その後に金坊がその台詞を真似して仕舞いには蜜をつけるところが面白い。
凧屋の場面の前までは幾分抑え気味の喋りだったが、要所々々の可笑しいところでは客の笑いを誘っていた。
父親が揚げた凧を持ったまま離さず、近くで他の子供が揚げていた凧の糸に揚げ糸を絡ませて切ってしまう喧嘩凧に夢中になってしまう場面は最高だった。「うなりを付けて良かった」、「糸にガラスの粉が塗ってあるから負けない」などと言いながらの仕草も愉快であった。

◆雲助:「鰍沢」(20:12~20:44)
ゆっくりとした口調で比較的淡々と語っていく。
金子を見つめるお熊の一瞥や、帰ってきた亭主が毒入りの卵酒を飲んで苦悶のうちに死ぬ場面は迫力があった。
旅人が降り積もった雪の中を逃げ出してお熊に追い駆けられるところは抑え気味に。
お熊の撃った鉄砲の弾が旅人の頭をかすめて近くの岩に当たったところから芝居仕立てに。
ドンドンと太鼓の音が鳴り響き、上から雪が降り出す。
「名も月の輪のお熊とは、食い詰め者と白浪の、深きたくみに当たりしは、のちの話の種子島危ないことで あったよなあ。まず今晩はこれぎり。」
なかなかの熱演であった。
年に数回ほどしか噺を聴かない細君も「こんな落語の方が面白い」と言っていた。


(追記)
雲助は、自身のHPで今回演じた「初天神」について書いている。

「初天神」は師匠から真田小僧の子どもになってはいけないと教えられました。
今は真田小僧的初天神が多いですね。
それに夏場でも構わずにかかります。
以前1月25日に「初天神」が出ていなかったので、前座に「なんで初天神が出ないんだろ?」と聞いたらキョトンとしてましたので、「今日が初天神の日だって知ってるか?」と聞いたら誰も知りませんでした。



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