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淀五郎

Author:淀五郎
 
“淀五郎”は古典落語の演目。
相中にすぎなかった歌舞伎役者の澤村淀五郎は『仮名手本忠臣蔵』の判官役に抜擢されたが、四段目の切腹の場で、座頭で由良之助役の市川團蔵から連日のダメ出し。思いつめていたところ中村仲蔵に「いい所を見せようとする気持ちが強すぎる」とアドバイスを受けて、開眼。二階級特進の名題に抜擢される。六代目三遊亭圓生の十八番だった。

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第18回三田落語会・夜席(2月25日)
早めの夕食を済ませて再び会場へ。
お客の半分程度は昼席からの連続のようで、顔ぶれもどこかで見たような人ばかり。

第18回三田落語会(夜席)
(2012年2月25日 18:00~20:55、仏教伝道センタービル8F)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(開口一番)春風亭朝呂久「幇間腹」
柳家さん喬「権兵衛狸」
橘家文左衛門「化物使い」
仲入り
橘家文左衛門「竹の水仙」
柳家さん喬「寝床」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆朝呂久:「幇間腹」(18:00~18:14)
幇間の一八の針を打たれる時の仕草が可笑しかった。

◆さん喬:「権兵衛狸」(18:14~18:42)
マクラでは共演者の文左衛門について。
しょっちゅう「早く師匠の文蔵を継げ」と言っている。
“文左衛門”は田舎の爺さんのようだが、“文蔵”は響きもいい。
関連して自分の名前についても言及していた。
真打に昇進する時に師匠に何かいい名前がないか尋ねると、柳家には残っていないと。
本名が稲葉なので“因幡のうさぎ”はどうかと言われたので断った。
“小半治”という名前があったので頼んでみるとOKが出たが、知り合いに姓名判断をする人がいて「小さく半分になっておさまる」なんてのは止めたほうがいいと言われて納得。
結局、“さん喬”のままで現在に至っている。
まあ“小三治”は小さく三つになっておさまるだが…と。
噺の方は、日本昔話のような語り口で始まった「権兵衛狸」。
夜な夜な権兵衛のところに狸がやって来て戸の外で「ご~んべ、ご~んべ」と呼びかける声が耳に残る。
捕まえた狸を村の若い衆は狸汁にして食ってしまおうというが、権兵衛は母親の祥月命日だから殺生はできないと言って頭の毛を刈って放してやる。
権兵衛の心の優しさに聴いていて気持ちもほのぼのとした。

◆文左衛門:「化物使い」(18:42~19:22)
人使いの荒い隠居はニン。
のっぺらぼうの女はなかなか可愛らしく、隠居の布団を敷いてくれという言葉を誤解して慌てるところが可笑しかった。

◆文左衛門:「竹の水仙」(19:32~20:12)
噺のなかの左甚五郎は、江戸の大工のようなガラッパチで乱暴な物言いは文左衛門カラー。
旅篭の主人を「養子、養子」と呼びつけるのも可笑しかった。
竹の水仙を買い求めに細川家からやってくる使いの侍が“上田馬之助”。「吉村道明、山本小鉄、タイガー・ジェット・シン、キラー・トーア・カマタ」の名前も出てくる強烈な一席だった。

◆さん喬:「寝床」(20:12~20:55)
マクラでは、今、文左衛門が「すいません。好き勝手に演らせてもらいました」と言ってが高座から下りてきたが、寄席では長い噺はなかなかできないし、落語会でも場所によってはきちっとしなければならないような固いところもある。
ところが、この三田落語会は地域に根付いた会で客も暖かく、噺家は伸び伸びと好きに演ることができると。
噺の方は、旦那が喉の調子を試すために時々浄瑠璃を唸るが、これをさん喬が相当誇張して面白おかしく演るので大笑いした。
まさに伸び伸び好き放題の楽しい内容だった。

昼・夜席ともに充実した内容に満足して家路についた。

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テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

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