FC2ブログ
 
■プロフィール

淀五郎

Author:淀五郎
 
“淀五郎”は古典落語の演目。
相中にすぎなかった歌舞伎役者の澤村淀五郎は『仮名手本忠臣蔵』の判官役に抜擢されたが、四段目の切腹の場で、座頭で由良之助役の市川團蔵から連日のダメ出し。思いつめていたところ中村仲蔵に「いい所を見せようとする気持ちが強すぎる」とアドバイスを受けて、開眼。二階級特進の名題に抜擢される。六代目三遊亭圓生の十八番だった。

■最新記事
■カテゴリ
■検索フォーム

■月別アーカイブ
■FC2カウンター

■リンク
■QRコード

QR

三三 談州楼三夜・第三夜(11月18日)
101118_CIMG0221(800).jpg
今回の落語会も最終日、四ッ谷から紀尾井ホールへ上智大学を横目に足を運んだ。
4日連続の落語鑑賞、それにいずれもが長講でややくたびれ気味。




三三 談州楼三夜・第三夜
(2010年11月18日 19:00~21:09、紀尾井小ホール)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
柳亭市楽「道灌」
柳家三三「嶋鵆沖白浪」五
仲入り
柳家三三「嶋鵆沖白浪」六
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


◆市楽:「道灌」(19:00~19:18)
マクラでは、学生時代によく寄席に通ったが、聴いた三三の噺は「道灌」ばかりだったとのこと。
明るい芸風は好感が持てるが、内容的には昨日の「松山鏡」のほうが上の印象。
二つ目としてはまずまずといったところか。

◆三三「嶋鵆沖白浪」五(19:19~20:02)
マクラでは、二つ目時代に一時期(約1年間くらい)、機会があれば「道灌」ばかり高座にかけていたとのこと。
千葉の田舎での落語会で「道灌」を演ったら上手くできたので、その後、師匠の小三治の会でも喋った。
上手く演って楽屋へ帰る途中に師匠と行き違う時、師匠が「たいしたことない」と言ったのを聞いて意地になったのが理由だとか。
噺のほうは、第一夜と第二夜のあらすじを語るところから。
お虎が三宅島に流されて、流人らと島抜けを計画する。
その間、喜三郎は八丈島に送られる途中に病気で三宅島に島留めとなり、お虎と再会。
その仲間の流人たちも、成田でお虎から5両を掏ったり江戸で喜三郎から金を掏ろうとして説得されたことのある三日月の庄吉、人を殺して死骸を捨てに行く途中にお虎が吉原に火を放ったことで、死骸を投げ捨ててお縄になった玄若ら。
この辺の過去からの人間関係の繋がり・因縁がわざとらしい(世間が狭すぎる)。
いよいよ島抜けというところで休憩。

◆三三「嶋鵆沖白浪」六(20:15~21:09)
マクラは現在の三宅島の紹介。10月に今回の噺の取材で行ってきたそうだ。
私も過去3回ほどバードウォッチングで訪ねたことがある。直近では、一昨年と昨年だ。
噴火後の様子や防毒マスクのこと(規則では訪問者は持参しなくてはならないことになっているが、最近は実際に持っていく人は稀、しかし三三は購入してしまった)、島内の地名などに「そうそう、あるある」と思わず頷いてしまう。
上の横の柱のだけを残して埋まってしまった鳥居や中学校の校舎のことも紹介していたが、実際見たことがある。
内容は、ほとんどが地噺。
それでも島抜けして船が嵐に合う中で“船幽霊”が出てくるところは見応え、聴き応えがあった。
「ヨーソロー」、「ヨーソロー」と叫びながら船に迫ってくる幽霊。
喜三郎が幽霊を島から持ち出してきた神刀で消し去る。音曲付きで迫力満点。
何とか嵐を乗り切って漂着したのが千葉の銚子。その後、各人が娑婆での想いを遂げるために別れる。
----これで終わり。
その後、原作の終結までの筋を解説してくれた(三三曰く、“大喜利”)。
因縁づくめの噺で、三三が言うように「そうなの?」という感じ。やや作りすぎ・やり過ぎの噺の構成だと思った。

今後も機会があれば演っていきたいとのこと。
いっぺんいに喋るのではなく、毎年、各段ごとに演じていくのも一方だろう。
三三のチャレンジ精神に敬意を捧げたいと思う。

この落語会では、噺の最中にメモをとる客が目についた。演目がかなり珍しいということもあるだろう。
ある客はノートを片手に最初の「道灌」から終演までズッとメモを書き続けていた。
時々ではなく、まさに授業の内容をノートする学生のように間断なくである。
客がメモする姿は高座に上がっている噺家も気付くと思うし、隣席の客も多分気になるだろう。
マナーとしては、噺の最中でのメモは控えたほうがいいのではないだろうか。あるいは最後列の片隅にメモ可の取材コーナーを設けるか。
自分自身では“時刻”を噺の合間や仲入りの時にメモする程度であり、したがって今回の噺の内容も大雑把であり、記述も記憶に残っているものだけである。それで了としている。

調べて噺の内容が分かった都度、あらすじにを加筆するか、まとめて別途記事にしようと思う。

テーマ:落語 - ジャンル:お笑い

落語 | | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する